「活動報告」

にじいろDay『ドラムサークル』🥁

今回のにじいろDAYはドラムサークル!

 

広い体育館の真ん中に円形に用意されたイス。
そこにはドラム・木の楽器・金属の楽器、マラカスなどの振りもの・世界各国の見たことない楽器が置かれています。

入ってきた参加者は気になったものを手に取り、触れてみます。

そして、好きなタイミングで好きな場所でリズムを奏で始めます。

数分してから
「3、2、1 ストップ!」

止まる子もいれば、止まらない子もいる。
でも、止まるも止まらないもO K。

むしろ、みんながシーンとした空気の中で、誰かのリズムが続いている。それを活用して次に進むのがドラムサークル。

周りでかけっこをしていた子ども達も、
「楽器が苦手。」と体育館の2階から様子を伺っていた子も、
他の子の手招きに誘われ、いつの間にか鈴を手に取り、赤ちゃんに渡してあげようとしていました。

そして、赤ちゃんたちもまた床に振動を感じたり、赤ちゃんなりに自由に音を感じています。

そうやって全ての参加者の自主性を尊重しながら進んでいく。

まさに、キノコにじいろクラブで普段からやっていることと通じているし、それを楽器を通してやってみる、というのは貴重な体験でした!

以下は森田さんのお話です。
「音楽を通して、様々な発見や子供達の可能性に気付かされた時間でしたドラムサークルの仕事を始めて18年、2000件近く現場をファシリテーションしてきましたけど、毎回始めてのことが起きます。
今日のキノコにじいろクラブの音の鳴り方とか、響き合いも2000件聞いた中でも初めて。また、今から始まりだと思います。
今日奏でられたリズムから、また明日からのリズムがあって、またいつかドラムサークルをする機会があったらまた違うリズムが奏でられる、そういう毎回違う発見があるのがドラムサークルです。今日は、この体育館の広さの中で1人1人にどうアプローチしようか、というのを1人1人を観察しながら進めました。ドラムサークルファシリテーションの1つのモットーとして“誰も取り残さない”というのがあったので、2階にいる子にも手を振ったり、外で遊んでいるお子さんにも楽器の音でアプローチしたり、“誰も取り残さない”という中でできたリズムかな。職員の皆さんが積極的に働きかけてくださったり、保護者の皆さんが、こうかな、ああかな、と戸惑いながらも積極的に参加してくださったそのおかげもあっての子供達のあの表現かな、と思います。やはり大人が自分から率先して自由にすることが大事。大人も元々子供だった頃があったはず。成長という階段を上がっていくと同時に捨てていくものがあって、それを捨てずに、無邪気さを一緒に抱えながら成長していくと、なんとも豊かな社会ができるのではないか、といつも思いながら、子供達の感性をいつまでも保ったまま大人になっていけるように支援していけたら、といつも思っています。それを今日も感じさせてもらった時間でした。」

リズムハートの森田孝一郎さん、藤田さん、稲田さん、ありがとうございました。
またお待ちしております!

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