「活動報告」

サイアノタイプワークショップのレポート

今回は、ペアトレで突如

「やりませんか?」

とのお誘いに乗りまして行いました、

「サイアノタイプアート」のレポートです。

これが何かと言いますと、フィルムやカメラを使わない写真です。

さっそくやっていきましょう。

まずは、いい感じの葉っぱを取ってきます。

それを透明なトレイに載せ、それを特殊な紙で挟みます。

光を当ててはならないので、なるべく暗い場所で。

普通のフィルムの写真でいう、暗室ですね。

それを今度は光を当ててうつします。

UV/LEDライトという、ネイルやレジンなどを固める時に使う強い光に5分当てます!

そして無駄なインクを落として、無駄なインクを洗い流して完成です。

おお、なかなか立派に写真だ!

暗室が可愛くて興味津々な子もいました。

講師の中山優瞳(ゆめ)先生は、普段は日本大学芸術学部で写真を学びながら

家庭では父親に代わり、認知症の進む1人暮らしの祖母の世話をしている

所謂「ヤングケアラー」です。

ヤングケアラーであることと

サイアノタイプワークショップがどう結びつくのかをお伺いしてみました。

すると

「この時間だけは、という感じですね」

とのこと。

それは非日常感?と伺うと

「いや、むしろ逆かなあ?」

と中山先生。

「普段ふわっとした存在のカメラや写真に改めて向き合ったり、

それを通じて日常の中にもきれいなもの面白いものがあるんだよと、

大人にも子供にも知って欲しい感じなんです」

と、言葉を選びながら答えて下さいました。

日常の中のホッとするものは大事で、それがサイアノタイプであるのかな、

と、藍色で映された写真を見ながら感じました。

野原のきれいな残し方としてお一ついかがでしょうか?

 

article written by Keiko Asari

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