「活動報告」

にじいろPeaceDay〜5周年ダンスナイト〜

昨年から卒業生も参加できるイベントとして企画しているPeaceDay。

今年は福岡からダンサーのSomcha &Julieをゲストに迎え、キノコにじいろクラブの5周年も兼ねて行いました。

瀬田海の夕陽をバックにスタート!!

今回のMCは、昨年のPeace Dayでも盛り上げてくれたYくん、にじいろ年長者のJくん、そして西之原みさ先生の3人の凸凹な掛け合いで、ゆるっとまったり時々イケイケな感じの愉快な進行ですw

オープニングを飾ってくれたのは子どもたち3人とスタッフによるエイサー隊。

このメンバーで合わせるのはこの日が初めてでしたが、衣装を着るとそれだけで一致団結✨
賑やかにカッコいい演舞を見せてくれました。

続いては、最近ピアノを始めたばかりのKちゃん。
常にモチベーションが高く、「やってやろう精神」の強いKちゃん。
本番に強いところも流石でした!!

次に歌が大好きなMちゃん。
音楽に関わる夢も持っている彼女なので、今回「歌ってみない?」と誘った時にもすぐに「いいですよ」と言ってくれました。

代表の芳村夫妻の娘しずく(最近YouTubeデビューしました)とも、一曲コラボ。
ここも当日初合わせだったので本番前に2人でギリギリまでハモリの練習をしていました。 

お次は、小学生の男子4人で監督、演技、脚本、音楽を協力して制作したショートムービーの上映。
なかなか成長しない主人公が、仲間たちに助けられながら町に襲いかかる悪者を倒すという、ありそうでない、シュールなお話。
個性豊かな4人が一つの作品を作り上げるその過程も、お話と重なる部分があり、仲間の大切さを教えてくれました。

夕陽も沈み、ゆっくり夜へ移り変わっていく頃、みんなの平和への願いが書かれたランタンが会場を優しく包み込みます。

 

その後、再び、芳村しずくさん登場で島唄を披露。
徳之島の踊り?といえば「ワイド節」
会場も巻き込みダンスナイトらしくなってきました。

次は別のお祭りでの本番を終えて駆けつけてくれたGOTCH。
いつか子どもたちにこの男の熱いライブを見せたいと思っていましたが、ようやく友情出演で呼ぶことができました。

みんなでタオルを振り回したり、ペンライト代わりにスマホのライトをつけたり、それぞれの楽しみ方を表現、どんどんイベントも盛り上がっていきます。

そして、いよいよSomcha &Julieの登場。
実は5年前、にじいろ立ち上げの年にもイベントで踊ってもらったことがあったのですが、その時を知る子はほとんどいないので多くの子ども達が初めて見る本格的なストリートダンスに釘付けです。
ショーの後はダンスレクチャー。簡単な振り付けをグループに分かれて組み合わせると、ものの10分ほどで1曲完成!すごーい!
ますます会場に一体感が生まれました。

お次はお馴染み禎一馬さんです。
が!なんとギターの弦が切れるアクシデント…

そこで順番を入れ替え、芳村しずくさんの歌と、代表がピアノで親子共演。

曲は禎一馬さんが作詞作曲してくださった「この島で」という曲です。
ステージ脇では曲に合わせて情感たっぷりに踊る子もいました。(これがまた素晴らしかった!)

弦の張り替えも無事終わり、改めて禎さんのステージ。
みんなが知っている「ユイの島 徳之島」もあり、最高潮の盛り上がりです✨

そして大トリを飾ってくれたのがにじいろ一期生のYくん。
利用当初、とっても動きが多く、色々な困難を抱えた子でしたが、療育を通じて少しずつ感覚や認知特性が変化し、今では親元を離れ、島外の学校に通い、長期休みには今でもにじいろを利用しています。音感がよく、ドラムを叩くのが大好きでその技術もどんどん上達していたので、いつかみんなの前で演奏してほしいと思っていました。
曲はYくんがいつもリクエストする「世界に一つだけの花」。
Yくんのドラムに合わせてみんなで歌います。

歌の歌詞にあるように、「もともと特別なOnly One」な私たち。

子どもたちのそれぞれの「花」を、大切に育てていくこと。

改めてそんな決意を持てたフィナーレでした。

表現したい子どもたちの表現の場として、

卒業しても繋がりを感じられる場として、

そしてこの平和な時間をみんなで分かち合うため。

「にじいろPeaceDay」は続けていきたいと思います。

出演者の皆さん、集まってくれた皆さん、準備や片付けまで裏方を担ってくれた皆さん。
本当にありがとうございました。

article written by Misato Yoshimura

お問い合わせ

以下のご相談はお問い合わせフォームにてお問い合わせください。

  • 当施設にご興味のある方
  • 採用への応募を検討する方
  • その他、ご質問やご相談がある方